イヤシロチに関する由来について掘り下げると、色々な言葉が出て来ますが、
その言葉の解説も必要なので、シリーズでご案内致しましょう。
今回は【相似象】です。
相似象についてじっくりと学ぼうとすれば、楢崎皐月翁の後継者とされた故宇野
多美恵先生が、長い年月の末、記録と記憶を遡るようにして認めてくれた書物
【潜象物理研究 相似象学会誌 相似象】にて学ぶことが一番の早道でしょう。
この書物は、宇野先生が楢崎翁からの口述指導を認めたものを、長い年月を
掛けて書籍にしたもので、単純にカタカムナ文献の言葉(文字)の解説部分と、
これらを活かす為の思想の部分や、具体的な工学の部分と、そして宇野先生の
主観的捕らえ方の部分を包含したものです。
ここでは、簡単に相似象の本質的な部分の概要を以下に示してみました。
【相似象学の概要】
地球の表層に賦存する自然物は、その形態容相が、重深的に互いに相似する。
地表面における山の姿や植物生育の様子、あるいは岩石の風化される形や
海水の陸地浸食の有様などは、そこになんらの規則性とか方向性とかが客観
されないで、不規則に種々雑多の容相を示しているように思われていた。事実、
相似象は気が付き難く、観測され難い現象である。
しかし、実際は注意深く観察すれば、雲の形と山容と相似し、山容と植物の生
育の姿が相似して客観される地点がある。しかも、その地点は地表上の特定
の場所に限定されるのではなく、地表面の任意の地点において相似の現象を
観ることができる。
この現象は、単に自然物体の形が似るだけでなく、動植物の生理現象に関連し
、人の精神作用と交渉をもつもので、また、多くの宗教的神秘性の物語はこの
現象の二次的所産といえるのである。
相似象の起きるわけは、地球物理学上の問題であり地球の自転・公転運動、
すなわちスピン角運動ならびに軌道角運動により地球の各圏層において球心
部と同期に変動する位置勢力の波動分布が存在することによる。
位置勢力は磁気力・電気力の場を構成し、物体相互の物性に関連し、動植物
の生理にも関連する。
静電三法では、宇宙対向の静電気に並び相似象学が植物波農法、物質変性
法、人体波健康法の基礎として重要である。
相似象学は、科学技術は勿論のこと、宗教、哲学、教育、芸術など広い分野に
わたり、根元的な基礎理論として応用できる。(楢崎研究所より)